【入居前web内覧会】和室
みなさんはどんなお盆を過ごしましたか? わが家では、わが家が実家であって(夫の両親はすでに他界しているのです)わたしの実家もすぐ近くにあるため、帰省や旅行などはしませんでした。
その代わり盆棚をつくり、お墓参りをし、迎え火を焚いて、日替わりでお迎え団子やらおむすび、素麺を備え…送り火をし……簡素ながら一通りのならわしをしました。一歳半の娘もちゃんと仏壇に向かって「なむなむ」ついでおりんを「チーン」。大人のすることをよく見てるよなー。
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というわけで、今回は仏間でもある和室のご紹介です。
わが家の和室は小上がりになっていて、リビングの隣にあります。リビングとの間のドアは、3枚建ての片引き戸。当初は片面生地張りの戸襖にするつもりだったのですが、確か仕様が合わないという理由から、ごく普通の洋風建具になりました。

ちなみに、小上がりの高さは22cm。手すりに頼らずとも昇降でき、かつちょっと腰かけるにも便利な高さです。このドアを開けると……

く、暗い……w 残念な写りの画像しか残っていませんでした。現場用の仮設トイレも見切れてるしwww
えーと、この写真ならわかるかな?和室の広さは4.5畳。大壁和室という名の現代風(なんちゃって)和室です。

目を引くのは、壁紙の色と窓の高さでしょうか。
実は、夫とわたしは金沢 兼六園中にある成巽閣の“群青の間”が大好きで……

画像お借りしています
“群青の間”ほどあざやかでなくとも、深い色合いの和室をつくろう! と、紺色の壁紙を選んだのでした。
ちなみに、旧居の床の間の壁紙も深い紺色でした。紺色と、少しメタリックな紺色が市松模様になっている壁紙はとてもかっこよくーーむしろ同じものでいいんじゃない? とあれこれ探したものの見つからず(写真を発掘できた暁には、参考としてアップしようと思いますので、気長にお待ちください)。

合わせた天井は焦げ茶色。何模様というのか、編んだような柄(地模様)がついています。
(ちなみに、記事中ではこの画像がいちばん実際の見え方に近いです→色の話)
照明は和室用ダウンライト4灯。画像では24時間換気の吸気口と火災報知器が目立っていますが、今は吸気口がマットな黒に、報知器は明度の低いベージュのものに交換されています。

照明スイッチは神保電器 NKシリーズのもの。リビングから入って右手側の壁につけています。2箇所設けたコンセントも、同じNKシリーズのソフトブラック色にしました。

リビングから見た写真を今いちど。
畳は縁なし畳で、本物のいぐさで編んだものです。半畳タイプのものを市松模様に敷くのもすてきだな…と思いましたが、寝転んだ時の安心感を優先させ、通常の大きさにしました(→これは正解でした)。
2面に設けた地窓は、畳の上を風が流れてとても気持ちがいいです。大工さんには「普通、和室の窓の高さって……だけど、ほんとにこの高さでいいの?」と何度も念押しされましたが、初志貫徹してよかったです。
風だけではなく目線も抜けるので、開放感も吉。画像ではむきだしの地面が見えていますが、今は裏山と下草の緑がみずみずしく、紺色の壁紙とのコントラストが目に美しいです。
そして、先ほどから気になっている方もいらっしゃるかと思いますが……

押入れのふすま。ナチュラル色の枠に、シャイングレーの引手がついています。これは仮で、現在は黒い枠、黒い引手のものに交換されています。

手前の引き違い戸は押入れ収納。中段は引き出しつきで、小物が収納できるものを選びました。

押入れの奥にあるのは仏壇スペースです。通常、仏壇スペースというとーー観音開きの建具の中に仏壇が収まり、下部は引き違い戸の収納になっているのがセオリーではないでしょうか。ですが、夫が「いかにも仏壇!というものが常に目に入るのは好ましくない」と主張し、わたしも同意したため、画像のようになりました。
行事ごとはきちんとやりたいタイプではあるものの、それほど信心深くないわが家。手を合わせる時は扉を開ける方式で、特に不便も感じていません。

内部の壁紙は少し遊んで、いぶし銀風にしました。ちなみに、押入れの方には専用の押入れボードが張ってあります。

上段手前には仏壇用のコンセントつきスイッチ。
壁紙のアップの画像もご参考まで。

左からBA5519、BA5518、BB1545(いずれもシンコール)
天井や窓枠・廻縁はダークブラウンで、建具の枠がつやあり黒、コンセント・スイッチがつやなし黒。押入れ・仏壇内の棚板は、垂直面ダークブラウン、水平面ナチュラル、巾木・廻縁が白。わたしの考えが及ばなかったり、収納内は指示忘れをしてしまったり……
入居したての頃は、細かい色味が統一されていないことが気になって「うーんこれは失敗してしまったかも」とくよくよしていました(ずぼらな癖に、些細なことが気になるタイプ)。とはいえ、収納内は常に目に入るわけでもなく、そもそも荷物に隠れてしまいます。黒とダークブラウンの棲み分けも、考えようによってはできていなくもない、ような?ーー結果、さほど違和感を覚えなくなってきました。
それよりも、お気に入りの壁紙が目に入ること、風が通って気持ちがいいことの比率が大きいです。そして、リビングから一続きで使える和室というのはやはり、とても便利です。
……と、こんなわが家の和室でした。色味のあった建具や、ウインドートリートメントが入った状態は、入居後web内覧会でご紹介しようと思います。
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